フットボール・リークスの創設者ルイ・ピント氏が、ポルトガルで保護証人の地位を失った。同氏の告発はUEFAとプレミアリーグによるマンチェスター・シティの財務規則違反捜査の起点となっており、同氏はSNSで認定を「イングランド・フットボールにとって歴史的な決定」と歓迎し、シティ幹部を名指しで批判している。
ポルトガル警察は安全上のリスクを低いと判断し、家族との接触への注意とSNSの回避を助言した。

元記事の要約
独立委員会は、シティが2009年から2018年までの9シーズンにわたりプレミアリーグの財務規則に違反したと認定した。スポンサー企業が合意額の一部しか支払わず、残りをアブダビ・ユナイテッド・グループ・インベストメント&デベロップメントが負担する形で、収入を人為的に水増しし費用を9億ポンド超圧縮したとされる。シティは無実を主張して全面上訴を表明し、プレミアリーグ側は競技史上最も重大な規律上の決定だと位置づけた。
ピント氏が創設したフットボール・リークスの内部文書はドイツのデア・シュピーゲルと欧州調査報道連合(EIC)に渡り、それがUEFAの財務フェアプレー独自調査につながり、さらに2023年2月にプレミアリーグがシティを独立委員会へ付託する根拠にもなった。2026年9月の認定は、同氏の告発に端を発する手続きの帰結ということになる。
同氏は2020年からポルトガルで保護証人とされていた。文書へのアクセスを当局に提供する見返りだったが、2023年9月に恐喝未遂、データへの不正アクセス、通信の秘密の侵害で有罪となり、執行猶予4年の判決を受けている。保護証人の地位は水曜日に外れ、警察は4月にリスボンで襲撃されて眉を負傷した一件があったものの安全上のリスクは低いと判断したと、ガーディアンが報じた。
ピント氏はSNSで、認定を「イングランド・フットボールにとって歴史的な決定」と評し、別の投稿ではシティ幹部が「完全な免責のもとで行動し、あらゆるものと人に挑戦した」と名指しで批判した。さらに、UEFA事務局長時代のジャンニ・インファンティノFIFA会長が、シティとパリ・サンジェルマンをUEFAの財務フェアプレー違反で罰金だけで済ませるよう「できる限りのことをした」とも主張している。
関係筋によれば、制裁段階と上訴を含む完全な決着は2028年か29年までずれ込む可能性がある。シティは10月2日が正式な上訴の期限で、10月11日にはアンフィールドでリヴァプールと対戦する。